French Afternoon [音楽]
ランチも終って、午後2時開演となるのはマグノリア・小林亜希子(Vn)&佐竹裕介(Pf)サロンコンサート。
ヴァイオリン・デュオでの演目は・・・、
ガブリエル・フォーレ作曲 「ヴァイオリン・ソナタ 第1番 イ長調 Op.13」
モーリス・ラヴェル作曲 「ヴァイオリン・ソナタ」
そこはかとなくおフランスでトレビア〜ンなヴァイオリンソナタ2題。師弟つながりでもあるのでしょうか。
フォーレのソナタは若い頃の作品であるが、ヴェールに包まれた情熱というか、燃え上がる炎ではなく燠き火のようなっていうか、シャイな熱情っていうかァ、そんな感じ?
ラヴェルのソナタはヴァイオリンとピアノが別々の調で別の次元を構成している不思議な世界。水の面と水の中。上から覗けば暗い淀みで、下から見上げれば陽が差す明るみ、それが溶け合って波を起こし風を呼ぶ。水面と水中だけどひとつの風景。あるいは次元の境界線。さすがは「オーケストレーションの天才」と呼ばれたラヴェルの作。第2楽章がBluesというのも面白い。
アンコールは、
フォーレ「5つのヴェネツィアの歌 Op.58」から「第4曲 クリメーヌに」
クロード・ドヴュッシー「亜麻色の髪の乙女」
「亜麻色」は「前奏曲集 第1巻 L.117」からのおなじみの楽曲ですが、ピアノ・ソロではなく、ヴァイオリンとのデュオでキーまで変えた変則版。
以上4曲とも楽しませて頂きました。
ラヴェルのヴァイオリンソナタ、CD探そっと。
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