原画展とトークショーとルミナリエ [散歩&ポタ]
神戸・三宮に出掛けました。
1994年から永きに渡ってフランスに赴きツール・ド・フランスの取材と写真撮影、さらにはツールを題材にした水彩画までお描きになる多才なイラストレーター小河原政男さんの「ツール・ド・フランスの風景画」展が全国のモンベルを会場に行われ、ご当地神戸三宮店では今日12月3日から25日まで、初日の今日はトークショーまで併催されるという。春に奈良店で開催された時は行きそびれたので今日のお伺い。
ひじょーに楽しみではありますが、折角三宮まで出掛けるのにそれだけじゃあつまんない。早めに出かけて徘徊しましょ。
怪し気な空模様を気遣いつつ自宅を後にしたのが11時過ぎ。阪急電車で三宮に到着したのが12時を少し回ったところ。電車で神戸なんて忘れるくらいに久しぶり。
駅を出てまず向かったのが「BROMPTON JUNCTION KOBE」。英国ブランドBROMPTONの世界で唯一のオフィシャルショップ。BROMPTONはもちろん、カスタマイズ用のパーツ類も扱っておられる。
間口の狭い店舗へ一歩踏み込むと左側の壁一面にBROMPTON。奥の壁にはBROOKSサドル、ドアに近い一角にはバッグ類や小物が並べられてマニア垂涎!?
ワタクシことたーぱぱが気になるのはMタイプで変速無し、色はCobaltBlue&Blackの2トーン。となると、"B-SPOKE"で組んで頂いて"M1E"ってことになるのかしらン?? シンプルにすると価格は抑えられるが、どうせ5速化等のカスタマイズしちゃうしなァ・・・。
やっぱ、もうちょっと考えよ。
BROMPTON JUNCTION KOBEを出てもまだ時間はたっぷり。東急ハンズ三宮店へ寄ったり、「生田神社」へ回ったり。
同じ兵庫県内の廣田神社、長田神社とともに神功皇后以来の歴史を有し、かつて、現在の神戸市中央区の一帯が社領であり、これが「神戸」という地名の語源となったという由緒も格式もあるお宮。参拝を済ませて境内を一巡り。
幾多の歌にも詠まれた「生田森」が残っているのだが、秋色に色づいているのかと思いきや当て外れ。古の風情を称えてはいるが鬱蒼とした森は紅葉ならず。
神木や変わったご面相の狛犬などを拝見して拝殿前へ戻って来ると、婚儀の隊列!! 紀香ねーさん・・・じゃないよね。
トアロード、いくたロードのショップをハシゴしながらモンベル神戸三宮店前。すぐお隣りが「神戸ルミナリエ」のメイン会場となる「東遊園地」。まだ時間もあるので点灯前の様子を訪ねてみる。
原画展とトークショーがメインディッシュならここまでがオードブル。
14時となって、モンベルへ。「原画展」会場となるのは同店の2階にあるサロン。まだ観覧者は少ないがトークショー目当ての方々は徐々に集ってきて、さぁ開演の時間。
ポッドキャスト番組「くりらじ」のパーソナリティーBJさんをMCに、こちらも「くりらじ自転車部」でおなじみのサイクル・ジャーナリスト岩佐千穂さんをお相手に、プロジェクタを使って写真や動画を観ながらのトークショー。
お話しの内容は、小河原さんやCHIHOさんの経歴から始まって、今年のツール・ド・フランスの総括を中心に、ツール取材の裏話。J Sportsや雑誌等では観られない風景やレーサーの素顔も垣間みれて、1時間半があっと言う間に感じるほどの面白さ。
小河原さんはツール期間中、ほぼ全日程をテント生活、その世帯道具を自転車に積んでサイクリング&輪行というタフだけど面白そうな取材旅行。
CHIHOさんは小さな身体でオンナの身ひとつでカンパを受けながらのフランス遠征。
お二人ともタフですが、そういう努力を何年にも渡ってしているからこそレースの裏側もツールの楽しさもより身に沁みるんでしょうねェ。
こういうイベントが度々開かれればいいのだけれど・・・。
展示品の額装された原画は手が出ないので、ポストカードサイズのコピーだけセット買いしてモンベルを出たのが16時半。
メインディッシュの後は光のデザート。
ルミナリエが点灯されるのは17時の予定。寒い中「東遊園地」前で佇んでいると予定より早くBGMが流れ出し「東遊園地」とその前の「ルミナリエ通り」に設置されたイルミネーションが一斉に点灯。夕景に浮かび上がった光のアーチは流石にキレイ!!
1995年に起こった阪神・淡路大震災。その復興を祈念して始められた光の祭典を訪れるのは3度目。以前はママちゃんと手に手をとってのおデートでしたが、今日は独り。背の低いママちゃんは、人混みに埋もれちゃう、立ち止れずに流されるのが疲れると仰るのでもう誘えない。ワタクシことたーぱぱも人混みは苦手ではあるが、陽が暮れ切る前の点灯直後ならまだ辛うじて観ていられるほどの人出。暮れ切った暗がりに灯るイルミネーションはキレイなのは解るが、全容を観るまでもなくこの界隈だけ眺めて、混み出す前に駅へと向かう。
会場へと向かうヒトの流れに逆らって阪急三宮駅、そこから特急に乗って帰宅したのが18時前。
原画展とトークショーは独りでも楽しめたけど、イルミネーション・イベントはやっぱり誰かとラブラブ状態で観た方がええね、やっぱり。
震災の時は僕はまだ学生で、ちょうど震度7地域の摂津本山で飲み会をしておりました!!
終電にギリギリ間に合い、大阪へ帰れましたが、もし間に合わなければそのまま駅で一晩を過ごしていたはずで、そう考えるとまさに間一髪だったと思えます・・・。
また、その3日後僕はボランティアで神戸に向かったのですが、封鎖された2号線を消防車をヒッチハイクして乗り切りました!!
その消防車は千葉からの応援で駆けつけたもので、車内で聞いていたラジオが高花田の初優勝を告げていたのが思い出に残っています・・・。
ルミナリエはそういった意味では思い出で、初めての時の点灯はやはり感慨深いものがありました。
最近は事故防止のためか一方通行であまり面白みが無くなってしまい、とんと行ってません・・・。
こうしてお写真を拝見すると、また行きたくなりますね!!
今年は行ってみようかなー!!(笑)
by yosshu0715 (2011-12-04 02:07)
yosshu0715さん、コメントありがとうございます。
震災の時は勤務先の病院がパニックで、行きたいのに辿り着けなくて難儀しました。
そうそう、ママちゃんは「震災の怖い思い出」を思い出したくないからルミナリエは観ないとも言っていました。
一方通行もそうですが、イルミネーションよりも街頭販売の呼び声がウルサいのとヒトが多過ぎて風情も何もあったもんじゃない・・・ような気がします。ヒトが多いと言えば「OSAKA光のルネサンス」もそうなので、そちらも二の足踏んでます。
by たーぱぱ (2011-12-04 07:45)