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レコード鑑賞 [Apple]

「ご趣味は?」と尋ねられて、
「レコード鑑賞です」と答えたのは、遥か昔のこと。コンパクトディスクを経て、今や、WEBを通じてダウンロードしたデジタル音楽ファイルをコンピュータかiPod(iPhone、iPad)でお手軽再生。ちょっと味気なくなりました。
レコードは死語? もしかしてコンパクトディスクなんて言い方もしないの?

30cmもある大きな塩化ビニール製の円盤をそっとプレイヤーにセットして、アルバムジャケットやライナーノーツを眺めつつ、聞き入っていた頃が懐かしかったりもします。

で、今日ご紹介するのはiPhone&iPad用音楽再生アプリ「VinylLove」。

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懐かしのレコードプレイヤーを模した画面構成のアプリ。回転数の指定も無ければ、かといってシャッフル機能もリピート機能もありません。
画面の上端をタップすると表示される「Record Collection」から再生したい楽曲を選ぶのですが、面白いのは楽曲単位ではなく、10枚ずつ入れられたバスケットから任意の「アルバム」を選択するところ。iTunes等で同一の「アルバム」名をつけた楽曲群を1枚の"レコード"と見立てるわけですね。

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バスケットには「アーティスト」名でアルファベット順、"A"から順に10枚ずつの「アルバム」が入っています。左右にドラッグしてバスケットを選択、上下にドラッグして「アルバム」を探し、見つけた一枚をタップすることでその"レコード"がプレイヤーのターンテーブルの上へ乗せられ自動的に回転し始めます。

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「トラック番号」順に再生されるので、次の曲へ早送りしたければトーンアームを円盤の中心方向(左)へドラッグ、前の曲なら外周方向(右)へドラッグします。アーム操作中はレコード盤の一部へ変色し、画面上部に楽曲の「名前」が表示されます。聴きたい楽曲のところでアームを放せば、そのまま再生。

画面右下のスライドスイッチで一時停止/再生は出来ても、シャッフルもリピートも出来ないので、"名盤"と呼ばれるアルバムをじっくり聞き込むのに適したプレイヤ。たまにはくるくる回る黒いレコード盤を"鑑賞"するのもオツかもしれません。

アナログプレイヤーらしさを演出するためか、微かにそれらしいノイズが乗ったり、面白いことにレコード盤を指先でくるくる回すことも出来てしまいます。正転でも逆転でもそれらしいスクラッチ音が出てくれますが、アナログ版と違って表面にキズが着いたりハリが痛んだりはありません。

クラシック向きには「作曲家」または「ジャンル」でまとめることが出来れば、よりいいのでしょうが、まァ、ジャズでもロックでもポップスでも「名盤」は幾らもあるし、時間を掛けて大作に聞き入るのにも向いている。別にAKBでもKARAでもいいのですが、秋の夜長に、久しぶりにワーグナーでも聴くか。


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