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A Dream Of Music [音楽]

今日も行って参りました、「大阪クラシック2010」、その最終日。

最終日のフィナーレも整理券が必要なので、7時に家を出て、7時30分に大阪市役所前へと辿り着いたのですが・・・。

 

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5日(日)は8時30分の整理券配布に対して、8時着で超長蛇の列。今日はさらに30分早めて出て来たにも関わらず、同じくらいの長〜い列。

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とりあえず座席指定券はゲット出来ました。オープニング・アクトの時は「ほ列-17」、今回のフィナーレは「へ列-17」。

今日最初の公演は11時から。お茶で時間を潰して10時頃に会場の大阪弁護士会館へ行ってみると・・・。

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まだリハーサル中、本番まで1時間あるというのに立錐の余地無し。恐るべし。

第75公演は女性5名でのモーツァルト/弦楽五重奏曲 第4番 ト短調 K.516。深い憂いを含んだ美しいメロディが際立つ名曲ですが、ガラス越しの陽射しは真夏のそれ。人いきれとも相まって、暑いだけでなく、奏者は譜面が見辛そう。気分的に、もう少し秋らしい日和の時がよかったですね。

11:30からの第76公演は間に合わないので、12:00開演の第77公演へ。三井住友海上大阪淀屋橋ビル16F大ホール、弁護士会館からは少し距離があるので暑い中ダッシュです。

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息を切らせて走って来ても、当然こちらも満席状態。ただ、カメラと後方用の大きなモニターがあるので後ろでも奏者の姿を拝見することが出来ました。演目はセルゲイ・タネイエフ/弦楽三重奏曲 ニ長調。チャイコフスキーのお弟子さんにしてラフマニノフの師匠。でも、二人ほどメジャーじゃない、多分。編成はヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ。先ほどのクインテットほど厚みはないが、その分緊張感がある気がします。曲調自体は落ち着いた印象、モーツァルトの後に聴いたからでしょうか??

12:15開演の第78公演は当然間に合いません。13時開演の中之島ダイビルでの第79公演を目指します。ダイビルも少し距離があるのでまたまたダッシュです。

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2本のヴァイオリンとコントラバスによるヴィヴァルディ/トリオ・ソナタ ホ短調、モーツァルト/ヴァイオリン二重奏曲、ヘンデル/トリオ・ソナタ 変ロ長調の3曲。アンコールもヴィヴァルディでした。曲目も演奏も美しいのですが、場所がビルの1階エントランスとあって、自動ドアは開け閉めされるし、音がよくない。非常に残念です。

ここでひと息。お昼にしようかと思ったのですが、今日の公演はここまで全て大入り満員。食事より大阪市役所正面玄関ホールで行われる第82公演へ走った方が正解だろうと駆けつけてみると・・・。

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やっぱり長蛇の列。それもこの暑い最中に玄関外で数珠つなぎ。死ぬよ、もしかしたら・・・。

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第82公演はピアノ・クインテット。ロベルト・シューマン作曲のピアノ五重奏曲 変ホ長調 Op.44。フレデリック・フランソワーズ・ショパンと同じ生誕200周年です(パチパチ)。編成は一般的なピアノと弦カル。ワタクシことたーぱぱが一番親しんでいる楽器がキーボード。好きなのもピアノ。ソロもいいのですが、キラビやかな弦楽器が添えられた方がこういうイベントには相応しいかも、大編成のコンチェルトはちょっと大層ですし。
ピアノは広い音域をカバーするとはいえ、調律的な制約から弦だけの編成より繊細さが若干削がれる印象。それでも美しいアンサンブルには違いないのですが・・・。今日のように色んな編成を聴き比べると、違いがよく判って面白い。

第83、85公演が行われるカフェ・ド・ラ・ペはかなり難波寄り。行列〜立見になることと暑い中の移動距離と演目を考慮して、フィナーレまでは市役所で行われる第84、86公演だけに絞ることに。食事も、今日もカフェめしをと考えていたのですが、近場のインデアン・カレーでさっさと済まし、再び市役所の行列に。

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今度はさすがに外では並ばせず庁舎内で。とはいえ長いのは変わらず。

第84公演はヴァイオリンとピアノのデュオ。登坂理利子ちゃんの登場。ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタもラヴェルもカンドウものでしたねェ。MCもういういしいやら、かわいいやら。思わず"娘を見る父親"になってしまいましたよ(おいおい)。「放課後ティータイム」にハマっているうちのチビとは大違い!!

第86公演も聴けばよかったのですが、立見ばかりでさすがにお疲れ。というか、フィナーレまでちょっと休みたい。うつぼ公演近くのカフェを目指したがどこもおじょーさんでいっぱい。公園内のベンチでくつろぐ。

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あまりの暑さにネコもグロッキー!?

朝から並んで整理券をゲットした第87公演は18:45開場、19:30開演。会場はオープニングと同じ三菱東京UFJ銀行 大阪東銀ビル1F。
演目はリヒャルト・ゲオルク・シュトラウス/交響詩「ドン・ファン」、ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー/幻想序曲「ロメオとジュリエット」、大阪市歌、ジョセフ=モーリス・ラヴェル/ボレロ。
指揮はこの公演のプロデューサでもある大植英次、演奏は大阪フィルハーモニー交響楽団。
大阪市歌はともかく、他の3曲は何れもメジャーどころの傑作曲ばかり。まさにダイナミックというに相応しい、力強さと繊細さのハーモニー。ロメジュリの優しさにはトリハダが立ちました。曲がいいだけじゃなく、指揮を含めた演奏の素晴らしさ。汗が退きましたよ。ボレロも、単純な"タンタタタタンタタタタンタンタンタタタタンタタタタタタタタタ"が伝播増殖しながら大きなうねりとなる様が、踊り子の姿、それをとりまく観衆までもが目に浮かぶほど。思わずタイツ履いて踊りそうになり・・・ません。

アンコールは意表を突いて(?)、童謡集。夕やけこやけ、七つの子、ふるさと。観衆の合唱つきでございます。さらにはびっくりの八木節!! 立ち上がって手拍子するうちに、こちらはほんとに踊り出したくなりましたね。

おしむらくは大植さん、マイクを通しても何を話されているのか判りにくい!! コンサートマスターさん(?)から「ゆっくりしゃべれ」と言われたそうですが、ギャグも伝わってこそギャグになる・・・のですよ。サプライズもサジェスチョンが上手く出来てこそのサプライズ。まァ、そこが面白いんですが。平松大阪市長がしゃべりが立つだけに余計目立っちゃったんでしょうね。

しかし、5日と今日、11日の2日しか行けませんでしたが「大阪クラシック2010」存分に堪能させて頂きました。来年も必ず開催されると市長の確約も取れたことですし、ずっと続いてくれるといいのですが。

それと出来れば、TVとは言いません。せめて無料公演だけでもUstreamでの配信でもして頂けたら、会場まで行けない事情のある方やより多くの方々にクラシックを親しんで頂けるんじゃないかと思うのですが。まァ、それは平日廻れないワタクシごとなんですが。

来年は絶対ホール公演のチケットを忘れずに押さえよう・・・といつも言ってる。


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